抗がん剤を使わないがん治療に使われている療法

依然として今日、代表的ながん治療としては、手術療法、薬物療法、放射線療法の3つがあげられるところです。しかし、最近では、こうした療法のほか最新の研究結果や技術を利用した、そのほかの治療方法にも注目が集まっているのをご存知でしょうか?高濃度ビタミンC療法、遺伝子療法、ホルミシス療法、それぞれの治療法にあげられる特徴について、くわしく見ていきたいと思います。

高濃度ビタミンC療法

高濃度、または超高濃度ビタミンC療法という治療法をご存知でしょうか?抗酸化剤物質としても知られるビタミンCは、別名をアスコルビン酸とも言い、生体内のコラーゲンの生成に大きく関わっている物質です。肌のメラニン色素の生成を抑止する働きがあることからも美白成分としても有名だったり、果物などの食物でもお馴染みだったりと、わたしたちに身近なビタミンでもありますよね。

この高濃度のビタミンCを点滴によって積極的に摂取することで、より効果的にビタミンCの恩恵が受けられる療法により、がん患者のQOL(生活の質)の向上などが認められることがわかってきています。最近では、副作用の少ない新しい治療法のひとつとして、世界規模で広がってきています。しかし、病気の種類や進行状態などによっては、効果のあらわれ方が異なる場合や治療法として推奨されない場合があり、そういった例としては、腎臓を患っている方などがあげられます。

遺伝子治療

1990年代に遺伝子治療が紹介されて以降、がんやそれぞれの病に関する研究が進むと同時に、遺伝子治療の分野も飛躍的な発展を遂げてきました。遺伝子治療とは、治療用につくられた特別な遺伝子を使った治療法を指しますが、実際に治療が行われる方法にもさまざまな種類が存在します。

代表的な例としては、ベクターと呼ばれるキャリアを利用した治療法があげられ、がん細胞にのみ反応する治療遺伝子が開発されたことなどから、副作用が少ない治療法としても知られています。場合によっては、風邪の症状に類似した副作用が認められる場合もありますが、ほかのがん治療と比較すると副作用も軽く済むことなどから、優れた治療法として注目されています。

また現在も、治療遺伝子をより効率よく治療対象となる細胞まで到達させる方法、より高い治療効果を得るための治療遺伝子の開発など、日々さらなる研究が進められています。

ホルミシス療法

微量のラドンを吸入することで、美容や健康などにプラスとなる、さまざまな効果を得ることができるホルミシス療法も、最近では、有効ながん治療のひとつとして知られるようになってきました。副作用がないこともメリットですが、白血病から、胃がんやメラノーマなどの幅広い病に対して、治療効果が期待できると言われており、ホルミシスルームやホルミシスの原理を利用したラドン吸入器などの導入をしている患者さんも増えてきています。

実際、研究結果の事例としても、がん細胞の減少や転移率の減少が認められたなどという報告があがってきています。また、実証されている細胞レベル、個体レベルでのホルミシス効果のほか、がん抑制遺伝子とされるp53の発現が認められたりと、分子レベルにおける画期的な治療方法としても、研究がすすんでいます。

まとめ

粘り強い治療が必要とされるがん治療ですが、病への解明が進むとともに、いろいろな治療方法が有効がことが明らかになってきています。ほかの病気でも共通して言えることかもしれませんが、常に最新の医療に目を向け、ご自分にぴったりの治療法を見つけていただきたいと思います。ぜひ、従来の治療法と組み合わせながら、副作用の少ない治療法についても、合わせて検討してみてはいかがでしょうか。

この記事をシェアする
TOPへ戻る